遼君が、ある本を手にとったとたんに、

ーーガタガタ…ーーー

「あれ?本棚の揺れが収まったね。」


「ってことは、この本自体に何かが…
って…あ?この本、なんか動いてるん
だけど。」

「っ⁉ほんとだ!」

遼君の手にあった本は、フワフワと
浮きだし、宙を舞いだした。

「なんか…暴れてるみたいだよ?」

遼「捕まえてみるか。」

ーーパシッ

意外にもあっさりと本は捕まり、
その本の表紙には、

《悪魔の力》

と書いてあった。
やはり資料集のようだ。

遼「んー、中をみてみよう。」

ーーぴらっ