遼「すごいだろ?」 「…うん。」 図書室は、ここの教室の10個分くらいの 広さで、魔法使いの部屋の隠し扉になっ ている本棚よりも大きい本棚がならんで いた。 遼 「ここはね、魔法使いが代々使ってて、 昼は普段の図書室で、放課後は魔法使い の活動時間になり、図書室の中の本は、 全て魔法使いについての書類に変わるん だ。」 「すごい。だから、全部光っているんだ。」 あたしの目には、図書室が魔法のように 見えたんだ。