「*悪魔退治の掟*

❶朱鷺和学園は、強力な魔力が集中しており、悪魔が人間界へ侵入する窓口とされている。これにより、不法侵入している悪魔は退治し、魔界へ導く必要がある。

これが、悪魔退治だな。

❷悪魔には、人間界と悪魔界の許可を得て、人間界と魔界を行き来している悪魔もいる。その悪魔は、魔法使いの味方となるので、退治はしなくて良い。」

「え、ちゃんとした悪魔もいるんだ。」



「俺も、これを読んだ時そう思った。


❸悪魔は、毎回1人の生徒になんらかの被害を加えているため、生徒も保護し、悪魔にかけられた魔法をとかなければならない。

以上。」


「はあ。やっぱり悪魔退治に関しては長いんだね。

でも、❸の生徒にも被害があるって事は知らなかったよ。聞いてよかった。」

「だろ?忘れたら、この本を読んでみろよ。他のページにも大事な事があるかもしれないしな。

ま、俺は全部読んだし!」

「えー?すごいじゃん!」

「俺、いつも本読んでるからな!」

「…なにそのドヤ顏…」



「これで、説明会を終了する。」

「お疲れ様でした!」

あたしは一礼し、説明会は終わった。