30分後… あたしはようやく昇降口前にたどり着いた。 「はぁ。着いた〜。 本当、長い道のり。」 するとそこには相変わらずの 爽やかな笑顔の遼君が、園舎から現われた。 「あっ!みなみ! おはよう。それと…お疲れ。」 「ほんとに。もう、心折れそうだよ…」 「大変だったね。まあ、中で話そうか。」