お願い、力を貸して!

「金の鍵、ルクレーシャスを封じよ」

すると、金の鍵は一層強い光を放射し、
光がルクレーシャスを覆った。

《うぁあああああ!》


ルクレーシャスは光で見えなくなり、
みなみはただその光を目を細めて見つめる。
















どれほどその光を見ていただろうか。
光はふっと消え、鍵がコツンと地面に落ちた。

「ルクレーシャスは…」

ルクレーシャスは姿を消した。
辺りを見回すと、観客席の悪魔もいなくなり、決闘場にはみなみがひとり、残っていた。

檻に入っていた生徒会の皆もいなくなっていて、遼と高尾も倒れていた場所から姿を消していた。


「みんな、どこに行っちゃったの!」