「…さ、どうぞ。」

銀の鍵をあたしに差し出す佐野君。

『どうしてそれを…?』

あたしは、佐野君に問いかけた。

「ほら、早く。高尾先輩と七瀬君
が待ってるよ?」

『う…うん!ありがとう!』

あたしは佐野君から銀の鍵を受け取って
客間へ急いだ。

ーー

佐野「頑張れ…」