ーーガチャッ

「ーー赤羽?」

『佐野君…!』

佐野日向が現れた。

「…なにしてんの?」

佐野君は、少し笑ってあたしに問いかけた。

どうしよう、説明している暇も無いし…

佐野「もしかして、コレ、探してる?」

そう言って、佐野君は片手をポケットからだして、何かを取り出した。

『えっ?』

あたしが佐野君の元に駆け寄ると。

『ー!ぎ…銀の鍵?!』

手のひらには、銀色の光を放つ
チェーンのついた鍵がのっていた。