「そのレベルって、どこまで
あるんですか?」

「レベル5。」

『へー。そのレベル5の人は
どれくらい?』

「私と夫ね。」


「「へっ?」」

「私と夫は、この学園の1回生で、魔法使いだったの。」

えー!聞いてないよ?
何その嘘みたいな話!?
結婚しちゃったのー?

開いた口が塞がらないあたし達を
よそに、さらに話す学園長。

「私と夫はレベル5で、[伝説の
魔法使い]とまで呼ばれてたのよ。」

『そ…そうなんですか。』

あたしがようやく言葉を発した。