ふんふんと鼻歌を歌いながら
階段を降りていると、
周りから視線を感じる。

同時に、会話も聞こえてきた。

「みてみて、生徒会長よ。」

「かっこいい〜!

生徒会員になりたかった。」

「でも、応募しても大抵落ちる

らしいわよ?」

「へーー。」

ま、それは学園長によって
厳正に選ばれてるからな。

あっ、思い出した。

俺は生徒会室にノートを忘れた
んだった。

俺は生徒会室へ行き、
扉を開けようとした。