「イタッ!」 手を前に伸ばしてボールをキャッチしようとしたのが悪かったのか、ボールは私の指に当たると地面に落ちてしまった。 「大丈夫? 琴葉ー」 友達が走って来てくれる。 「突き指したかも…」 ボールが当たった指がヅキヅキと痛む。 「マジで!? 先生に言って湿布もらってきたら?」 「うん。そうする もう私部屋戻ってるね」 怪我をしてるというのにバスケをする気にはなれなかった。 「分かった。じゃあ、後でね。」