私のことを産んでくれたお母さんはいつも泣いてた。
お父さんはいつも怒鳴って、私をベランダにだした。
私は、寒くてお母さんに入れてって頼んだんだ。

お母さんは、私を中に、いれてくれようとした。
でも、そのせいでお母さんは死んだんだ。
お母さんは、ベランダから真っ逆さまに下に…。
救急車のサイレンは聞こえない。
私の人生が白紙になった瞬間…。
今でも覚えてる。あの時の、一瞬で凍りついたような、冷たい空気。お母さんの叫び声。お父さんの罵声…。

そんな毎日が、悲しい毎日が、お母さんに会えたことで、かわったんだ。
拾ってくれたこと、本当に、感謝してる。