「魔妖人と知り合う..なんて...」

ルイスは怒った口調で私に叫ぶ。

私は思い出した。

ルイスとルヴの能力を。

ルイスとルヴは相手の目を見ただけで、考えている事が分る。

そういう魔法が使える。

じゃあ多分学校での出来事など全てばれているだろう。

リヒトの事もその他色々。

「完璧な法律違法者だ!なんでそんな人と関わる。しかも魔妖人。覚えていないのか。あの残酷な過去を。あの苦しみを。痛みを。」

ルイスとルヴの声がただただはもって私の心に刺さる。

私の体に鳥肌がたち寒気がぞっとする。

思い出したくなかった。もう忘れたと思った。

私の感情をなくしたあの事件を。

ーアニスsideENDー