わたしが口を開こうとすると、すかさず龍がキスをして来た。


「んっ…龍?」


「大事な事ってのは…」


龍は私の耳に口を寄せて…


「お前を食うって事」


低く甘い声で囁かれた。


く、食うって…//


「冷鳴って、耳弱かったよな?」


そう言って、龍はわたしの耳をかぷっと甘噛みした。