『きゃーーーーー!!!!!』
今日も、学校中に女子の黄色い歓声が・・・
どうして、こうも騒げるんだろう・・・?

「今日も騒がしいねー・・・ いつになったら、収まるのか・・・」
「収まらないんじゃない? 麻理のお兄さんがいる限り」
「ぷっ・・・」
「ちょっ・・・麻理?」

何が可笑しかったのか分からんが、麻理が笑いをこらえている

「いやー・・・ごめん・・・」
「何故に謝るし・・・・」
「嶺夜がいる限り、どこでも歓声沸きあがってるなー・・・って思っただけだよ」
「・・・・・それと、笑いをこらえる関係が・・・・」
「だーかーら! ・・・・萌歌が正論を言いすぎてて、面白かっただけだって!」
「ふーーん・・・」
「もう少し、関心持とうよ!!」
「えー・・・・・」


「よっ! そこのかわい子ちゃんたち!」

私達は、その人の横を通り過ぎた

「無視はやめようぜ?  なぁーー・・・」
「美咲、そこまでにしとけ…」
「えー・・・・」
「嶺夜ー・・・この、バカどうにかしてくん無い??」
「ちょ・・・麻理ちゃん酷い・・・・」
「橘さん・・・五月蝿いです・・・・」
「ごめんなー、萌歌ちゃん・・・このバカが・・・・」
「・・・・・」
「ちょ・・・嶺夜、いきなり名前呼びは・・・・」
「あ・・・・ごめん・・・・」
「いえ・・・構いませんよ?」

不思議と・・・嶺夜さんに名前呼びされるのは嫌では無かった