【麻理SIDE】

「麻理ちゃーーーんっ!!!」
「美咲っ!?どうしたの?」
「いや・・・話したいことあってさ・・・」

美咲が話したいことって一体なんだろう・・・?

告白・・・だったりして・・・
って、そんなことあるわけないか・・・

「麻理ちゃん?大丈夫・・・?」
「ん?あぁ、大丈夫っ!!
 ・・・で、話って何かな?」
「あ・・・うん・・・」

美咲にしては、歯切れが悪いような・・・

「あのさ・・・麻理ちゃん・・・俺っ麻理ちゃんのことが・・・・・・な・・・だ」

 
―――――ヒューーーーー


美咲が何か言いかけたとき、風が吹いて聞きとることが出来なかった


「美咲、ゴメン聞こえなかった・・・もう一回言って?」
「う``っ・・・あぁ~もうっ!!!
 俺は、麻理ちゃんの事が好きなの!だから・・・その・・・
 付き合って・・・ください・・・」

・・・・・・・・・・・・・・えっ!?
今・・・・・・・なんて言った・・・・・・?
――麻理ちゃんの事が好きなの!だから・・・その・・・付き合って・・・ください・・・

っ~・・・そんなの決まってるじゃん・・・


「美咲・・・私も好きだった・・・こちらこそ、宜しくお願いします」


夢見たいだな・・・
美咲と付き合えるなんて・・・