【麻理side】
「なんだよ～面白くねぇな･･･」
「もうちょっと、何かあっても良かったのに～･･･」
「んだよ、2人して･･･
大体、お前らがいちゃついてんのが悪いんだろ」
何でそうなった････
たまに、嶺夜の考えている事が分からない･･･
私はただ
萌歌と嶺夜が、タメで話す経緯を聞いただけなのに･･･
「まぁまぁ、麻理ちゃん･･･落ち着こっ？」
コイツは････
何処をどうしたら、落ち着けるんだ一体･･･
「み～さ～き～？
何処をどうしたら、落ち着けるのかなぁ？？」
「いや････だから･･･」
「美咲は、なんとも思わないんだ･･･」
「ん････？？ 何か言った？？」
美咲にはどうやら聞こえなかったらしい･･･
「何でも無いですー！」
「はぁ！？ 何でも無い訳無いだろ！」
――どうして、そうやって私の心に入ってくるのかなぁ･･･
ふと気づくと萌歌が、何かを考えてるような目で私達を見ていた･･･
(大分分かりやすくなって来たなぁー･･･)
恐らく、萌歌は察しているんじゃないかなぁー･･･？
私が････
――――――美咲のことを好きだという事に
