『先生の車に乗るの、これで3回目?』
『確かそうだね』
『ありがとうございます』
『なにを改めて笑』
『だってこんなにしてもらってんのにアタシなにもして無いから……』
そんなことない
キミの笑顔が俺に勇気をくれる
頑張れるんだよ
『まぁそんなこと言ってないで。
今日はなんか疲れてるみたいだから寝たら?』
『ん~…じゃあお言葉に甘えて…』
助手席の角度を少し変えて
眠りについた
マジで寝るなんて……
つか寝顔こっち(運転席)側に向けるなんて無防備すぎだから…!!!
でも可愛い……///
信号が赤に変わり止まる
前の車のライトで金原さんの顔は赤く照らされてる
いつもの優しいニオイ
ちゅ……
すごく柔らかくて吸い込まれそうだった
信号が赤から青に変わり止まっていた車が一斉に動き出す
やってしまったのだ
誰にも言えない俺の秘密