やっぱり最初からこうなる運命だったのかな。

溢れる涙は止まらないよ――・・・。



- Side Rio -



陸と話したときに泣いちゃった私は、タオルと目薬を取りに荷物置き場になってる教室へ向かった。

きっと目が充血してるんだろうな。たぶんまだ腫れてはいないだろうけど・・・。

そんなことを思いながら教室のドアを開いた。



――ガラッ!


すると目の前に人影が見えた。

今日は文化祭だから、誰もいないはずなのに・・・



「・・・理緒?」


「えっ、裕也君?」