「どしたの?何か言った??」



無意識に俺は理緒の名前を口にしていたみたいだ。

周りがざわついていてよかったよ。

瑠奈の耳には届いてなかったみたい。



「いや、何にもねぇよ。」


俺、うまく笑えてたかな。

あぁ、せっかく楽しい文化祭だったのにな。

あの2人を見たせいで、イライラしてしかたない。




一体この気持ちは何なんだよ。