この瞬間が、なんだかとっても愛しかった。

とてもあったかくて、優しかった。



そしたら裕也君が

「着いたらわかるよ。」

って、なんだかいつも以上に甘くて低い声で言ってきた。


もぉ、今日は本当に、いつも以上に裕也君に酔いそうだ。




そうして話しているうちに電車は目的地に着いたらしく、裕也君に手を引かれるままついていった。

駅を出て少し歩くと、目の前に広がっていた景色は・・・