ーーー… ーーーー… 『んぅ……』 目を覚ますとそこは知らないところだった。 『ここ…どこ……』 周りを見回すと知らない部屋。 まさかまた誰かに拉致されたの……? 少しぼーっとして、ゆっくりと首に手を当てた。 『……』 また、暴力振られるのかな……。 それなら自分で楽になった方がいいよね……。 諦めるしかないと思って手に力を入れた。 ……でもやっぱり、もう少しだけ生きられるのなら生きてみようかな、と思い、手を離した。