なんとか走ってHRが始まるちょっと前には
教室についた。

教室の黒板にはクラスの人の名前が書かれてあって
私の名前もあった。

書かれている席に座って、スクールバックを開ける。

「おはよ、栞!遅かったじゃん。」

「あ、おはよー三浦ちゃん!」

この子は三浦 美咲!
すっごく可愛いの。同じ吹奏楽部なんだ!

「栞にしては珍しいね!」

「ん?何が?」


スクールバックから今日使う教科書をだして
机の中にいれる。

「何がって、遅れてくるの!いつも早いじゃん?」

「あー、今日はねー」

ガラガラッ

突然扉が開かれた。

教室の中の生徒は
いっせいに、その開かれた扉を見た。

「おはようごさいます!!」

そう言いながら、背の高い男の人が入ってきた。

皆、その人物を理解したようで
足早に自分の席に座る。

「僕は、安達 天馬と言います!」

若い先生でよかったなー。
んー、顔もまぁまぁかな?

安達先生の話は 連絡事項だけを連絡して
すぐに終わり、教室を出ていった。

「よかったねー!若い先生で!」

…同じ事考えてたのか!

「そうだねー」

「で!何々?今日の朝は?」

今日の朝の事を三浦ちゃんに全部話した。

「へぇー!優斗先輩に会えたんだ!」

「うん!」

「イケメンだよねー!頭良いし、スポーツできるし、優しいし!」

急にデレッとしながら話す。

え?優ちゃんがイケメン?
ナイナイ!!
まぁ、運動神経がいいのは認めるけどー…
それいがいは有り得ない!

「あれがイケメン?」

「え…イケメンでしょ!」

うーん……よく分かんないな。

まぁ、よく呼び出しとかされてたみたいだし。

今度会ったとき聞いてみよっと!