「桃枝、お前にゎ死んでもらう。」
「なんで?なんで?私なんも悪いことしてないよね!?」
持っている鉈を振りかざす
きれいに真っ二つに割れた桃枝ゎ、まるで生きてるようだった
だが、時間が経つにつれ、目玉が浮き出るようになり、血が出てくる。
それゎ、まるで滝のように、
ドロドロと
黒い血が
ドロドロと
まるで、生きてるようだった。
海斗「ふ、ふわぁぁぁあ、」
源太「寝るばっかりするな、海斗。」
もう、8時半を過ぎていた。
寝すぎたせいか、体内時計が狂っている。
源太「もぉ、寝んなよ。」
海斗「ね、寝るなって!?」
源太「は!?なに勘違いしてんだよ!!!」
スッパーーーーーン
俺の顔が一瞬にして紫色になった。
源太「先輩にゎ敬語をつかおうね☆」
海斗「すいませぇん。い、いたい。」
海斗「あ、そういえば。」
源太「おい、海斗」
海斗「へ?」
源太「お前ゎ俺が好きなのか?」
体内の血液が、一瞬にして凍った。
海斗「なんでやねぇん。笑」
源太「ほんとのこと、どうなんだ?」
海斗「あ、あ!そういえば、ご両親が帰ってこないなぁ…♪」
頑張ってこの話を終わらせようとする。
源太「今、なんつった?」
海斗「え?ご両親が帰ってこないって」
源太「黙れ!!!!!!!!!!」
これゎ先輩じゃなかった。
いつもの源太先輩じゃない。
この人ゎ源太を偽った、偽物だ。
外見ゎそっくりなのに。
源太「す、すまない。」
海斗「あ、いや、俺もなんか、空気読めなくて」
源太「知りたいか?」
海斗「へ?」
源太「そんなに、知りたいか?」
海斗「な、なに…を?」
源太「母と父ゎ」
海斗「はい。」
源太「俺が、」
海斗「俺が?」
源太「俺が……した。」
海斗「すいません、聞き取れません。」
源太「聞こえてんだろ。」
海斗「いやいや、まじで聞こえてないって!」
源太「けーいーごー」
海斗「ごめんなさーい。」
源太「殺した」
海斗「ん?」
源太「俺が殺したんだ。」
海斗「はい?」
源太「俺が両親を殺した。」
そこから、記憶がない
体が熱くなってくる。
俺の、あれまでも、熱い
熱い!熱い!
まさか、
"媚薬"?