―――――長い階段を上がっていく。
『やめて!やめてよ!海斗くん!』
『海斗くん?あれ?どぉしたのかな?ねぇ?』
『か、か、かかか海斗くん!!!!!!!!!!』
キャーーーーーーーーーーッッッッッ!!!!!!!!!!
―ガラガラガラガラ
友香「はい、遅刻ー。」
桃枝「バーカ!!!!!!!!!!」
海斗「くそぉー桃枝-!!!!!!!!!!覚えとけよぉー!」
桃枝「なんのことぉー?」
海斗「とぼけるなぁ!!!!!!!!!!」
源太「席つけ~」
海斗「は!は!はい!」
松本 友香
吹奏楽部の部長さんだ。
まぁ、三年生の女子だな。
園尾 加代子
俺のパートの女子の先輩
優しくて、思いやりがあって、
みんなから頼られる、大切な存在!
俺のパートゎ源太先輩と加代子先輩と桃枝。
楽しいが、桃枝がいるだけめんどくさい。
桃枝「また私のことなんか言った?」
海斗「べ、別に!?」
桃枝「キモイからやめてね♡」
海斗「嘔吐」
加代子「キャーー!大丈夫!?」
源太「あとゎ俺に任せとけ。大丈夫か!?海斗!!!」
海斗「は、はぁぃ…大丈夫でぇすぅ…。」
源太「見るからに大丈夫じゃねぇだろ!!!」
海斗『げ、源太先輩におんぶしてもらってる、は!は!は!は!はぁ~ん♡』
源太「お、お、おぃ!なに倒れてんだよ!?大丈夫か!?」
海斗「大丈夫じゃないでぇす…。」
源太「お、おぉぉい!!!!!!!!!!」
そこから、記憶が飛んでいる。
海斗「こ、ここゎどこ?」
源太「お、起きたか!」
海斗「先輩?」
源太「よかったよかった、ここゎ俺の家だ。保健室が空いてなかったから連れてきた」
海斗「ぎょぇーーーーーーーー!!!!!!!!!!ここが、先輩の部屋ーーーーーーーー!!!!!!!!!!」
プシュー
源太「頭から…煙が……」
バタッ
源太「お、お、おぉいぃぃぃ!!!!!!!!!!」
海斗「せ、先輩?」
源太「お!またか…」
海斗「なんですか?それ」
源太「え?」
海斗「その味の素と、スピリット」
源太「い、いぃや。なんでもない!!!」
海斗「まさか、それ…、媚薬?」
源太「何でもなぁーーーい!」
※媚薬とゎ…、媚薬とは主に性的興奮を高める作用を持つ 薬の総称であるが、その歴史は古く精力の 付く薬や食品の総称ともとらえることがで きる。多くの場合こうした薬の作用は個人 差が大きく、薬効の認識によっても差異が ある(プラセボ効果 参照)。基本的には 精 神を自在に操作することのできるほどの薬 効成分は実用化されておらず、惚れ薬は架 空の薬品と認識されている。
ま、いわゆる感じされるってやつだな。
その薬を塗るだけで、感じる。
それを先輩が作っている。
普通ゎ中国やちゃんとしたところで買うが、
味の素と、スピリットで簡単な媚薬が作れる。
海斗「先輩、何なんですかぁ?」
源太「お前、」
…………。俺に気があるだろ。