先生に話して、席を隣にしてもらってから、事態は良い方向に変わっていった。





由美子さんの留守に、実家を調べ連絡して会いに行ったらしい。


吹っ切ってからの行動力には本当に驚くしかない。




全てを話すと、
彼女の両親は心底驚き、泣いていたという。




その後、今後の生活を補償させてくれと、半ば無理やり決められ、由美子さんはカウンセリングのために、施設に入ることが決まった。




父親の友人の心ない一言から、育ての母親が実の母でないことを知ったと言っていたけれど、


ちゃんとした本当の話を、おばあちゃんとおじいちゃんに教えてもらったと、喜んでいた。