名無しの恋愛



初めて私に向けられたヒロトの声。

改めて体がゾクっとした。




「うん…あなたがヒロトでしょ?」



小さめの声で言ったその言葉に、ヒロトは照れくさそうに頭を掻いた。



「あは☆んーまぁそうだね」



チャラそうに言ったその言葉。








彼がヒロト。


あなたがヒロト。


私が会いたくて堪らなかった、ヒロトは…あなた。