走り続けてはいるものの、ゴールにはなかなか辿り着けない。 途中途中に案内看板があって、それを頼りに前へ進んだ。 「走り疲れちゃった…。今何時なんだろう?」 結構な距離を進んだなぁと思っていると、先の方が少し明るくなっているのが見えた。 「あそこがゴールかもしれない!」 アタシは、疲れていたことも忘れて夢中で走り出していた。