『…麗奈……。』



「きゃあっ!!!」






どこからかあの声が聞こえてきた。







『麗奈、俺ずっとここにいるんだ……早く見つけて…』





さっきよりも正確に聞こえるようになっていた。






「誰かは知らないけど、見つけてあげるから待っててね」





そう呟き、アタシはその声の主を探すため、先が見えない道をひたすら歩いた……