花火がよく見える広場に移動した。 本田くんも先輩に呼ばれて「ごめん」と言って、輪の中に入っていった。 さすがに1人ぼっちは寂しすぎるので、今野を探す。 見つけた。 「今野…………」 今野は私を見ると、すぐに目を逸らした。 「……ベンチ、座る?」 と言って、1つのベンチを親指で指差す。 「……うん……。」