この恋はまるで夢のようで。






日和side







「じゃあ、行くか。」




「……うん……。」








スタスタと出店の中を通り過ぎていく。



そっか。バスケ部は正面口で待ち合わせなのか……。


なんかいっくんとか原田君に見られるの恥ずかしいな……。




「あっ、ねぇ今野!」


「……ん?」


「あの射的、あとでやりたい!

結構台から近いし、景品のぬいぐるみ可愛くない?」


「……そだな。」












えっ!!



それだけっ!?





って言うか、さっきから微妙に目ぇ合わそうとしないし、どんどん先歩いてっちゃうし、




何なの!?こいつ!!