この恋はまるで夢のようで。





司side









「疲れたーー!」





朝イチでこんなこと叫ぶの初めてだ。




「お疲れー。やっと木曜日だね!」




隣にいる相澤が俺に笑いかける。





「今日……一緒に帰れる?」




顔を小さく俯かせながら尋ねてきた。


「帰れるよ。」



にやけそうになるのをこらえて笑顔で返した。





「分かった……。」




なんか今日こいつ変だな。

妙にこっち見てくるし。



逆に緊張する。