この恋はまるで夢のようで。






6時。

部活が終わる時間。




更衣室の前で本田君が出てくるのを待つ。





ガチャ




最初に出てきたのは今野だった。







「おぉ、相澤……………」



「お疲れ。バイバイ」



我ながらぎこちない笑顔を浮かべてヒラヒラと手を振る。






「言ったから。」











は?






「言ったって何……を……………?」






「本田に、どうして相澤があんなに応援するのか、って聞かれたから。

相澤が本田を好きだって、言っておいた。」












「え……………」