この恋はまるで夢のようで。




日和side








私の名前は相澤日和(あいざわひより)。


今日からとうとう高校生!

憧れのブレザーに身を包んで、入学式へ向かっている。





「えー、では、これから、入学式を始めたいと思います。」



先生の合図を境に、色々な人が出てきては消え、出てきては消えを繰り返した。




そしてやっぱり、『相澤日和』は出席番号順一番前の席で知らないおじさんたちに深々と頭を下げるのであった。