この恋はまるで夢のようで。








今は中央ステージで音楽バンドがイベントをやっているので観覧車はあまり混んでいなかった。




「わー、見て見て?本田くん、イルミネーション超きれい!」



「ほんとだ……。」




上から見ると、暗闇の中に所々光るイルミネーションはすごく綺麗だった。




梨紗ちゃんも今野も下を覗きこんでいる。




ふと今野がこちらを見て、目があってしまい、慌てて目を反らした。





しばらく誰も口を開かず、沈黙が続いた。






「ねぇ相澤。」








その沈黙を破ったのは意外にも今野だった。






「……何?」











「相澤はどうして本田のこと好きになったの?」






その質問は……。









夏休み明け、季節のわりに寒かったあの日。




『どうして相澤は俺のこと好きになったの?』






みんながあたしに注目する。





違う……。



今は……。



私が好きなのは……。