この恋はまるで夢のようで。








「すっごーい!新年イベントやってたんだ!」



遊園地に着くと、結構デコレーションが多く、夜にはイルミネーションもあるようだった。




「相澤はお化け屋敷とかジェットコースターとか大丈夫?」


「うん!大好き!」


「よかった。じゃあ最初どれ行こーか?」


「じゃあジェットコースター行こ!」


「いーよ。」




本田くんはニコッと笑い、ジェットコースターの方に歩き出した。



まだアトラクションには乗っていないのに、楽しくて楽しくてしょうがなかった。






ジェットコースター、メリーゴーランド、空中ブランコ、ミラーハウス……
いろいろなアトラクションに乗った。



「超楽しいね!あ、あそこクレープある!本田くん食べよ!」



「そーだな。っていうかもう14:00じゃん。」



もうこんな時間になってしまった。


時間が過ぎるの早いなー……。





クレープを頬張りながら冬休みにあった下らないことを話す。



私今日テンション高いな……。



でも本田くんもひかないで笑ってくれるからすごく居心地いい。




「次どこ行こっか!?」



「うーん……お化け屋敷まだ行ってないね。」



「じゃあお化け屋敷行こ!」




私は本田くんの手を取って歩き出した。




本田くんの手は少し熱かった。