この恋はまるで夢のようで。







「……ハァハァ…………」




不良の片割れをぶっ飛ばすと、2人は逃げていった。




あいつらがわざわざ学校にチクるとは思えない。




後のことは心配することはないだろう。







相澤の方を見ると、地面に座って小さく震えていた。






おんなじだ……。


本田が他の子にとられる、と言って泣いていた、あの日と。


小さく震えて、泣いている……。






抱きしめちゃダメだ、ダメだ……。




ダメなのに…………












俺は相澤を強く抱きしめて、久しぶりの温もりをいとおしく思った。