「おい、相澤はどうした?
今日休みだったか?」
「いや……休み時間に屋上に行くって……。」
すかさず笹崎が答える。
屋上……。
「屋上一応立ち入り禁止なんだけどなぁ……。
そう!俺は今日気づいた。今野ぉ!!!」
急に名前を呼ばれ、顔をあげると、クラス全員の視線が俺に向いていた。
「なんすか……。」
「お前……学級委員だったのかぁ!!!」
「はぁ?当たり前でしょ。」
「相澤が一人で頑張ってるイメージだったから忘れてたよ!」
クラスの中に笑いが起きる。
「ってことでお前!相澤屋上まで呼んでこい!」
「はいはい」
席を立ち上がると、笹崎と目があった。
口元を引き上げ、笑顔を作り「大丈夫」のサインを出した。
俺は小走りで屋上への階段を登った。



