17:00になり、図書室の閉館時間になった。 図書館を出て、マフラーを巻く。 もうすっかり冬だ。 やっぱりあたしには出来ないよ、かよちゃん。 コートをきっちりと着て歩き出す。 「相澤っ」 その時、後ろから声を掛けられた。 振り返ると、少し息を切らした本田くんがいた。 一瞬、今野だと思ってしまった自分には気づかないふりをした。 「……相澤……。今野と別れたんだろ?」 心臓が速く弾み出す。 あたし、期待してる……。 「……俺と付き合って…………」