この恋はまるで夢のようで。





「試験勉強?」



「うん……。あたしバカだから、かよちゃんに教えてもらってるの。」




「そーなんだ。あんまり騒がないよーにな。」




「うん……。ごめん。」





本田くんはニコッと笑ってカウンターの中に入っていった。


そっか………図書委員…………





「ひよぉ?」




かよちゃんがニヤニヤしながらあたしの顔をのぞきこむ。



「まさかまた本田くんに戻る気~?」



「そういう訳じゃないけど……さっきのはキュンとしてしまった…………」




さらにニヤニヤしながら教科書をまとめ始める。




「っちょっ……かよちゃん?」




「出会いがほしいんでしょ?待ってても来ないよ。

本田くん結構ひよに気ぃあると思うから、図書委員の仕事終わったあとにでもデート誘ってみな?」




「な…………」






そう言うと、かよちゃんはとっとと図書室を出てしまった。





チキンの私にデートに誘えと……?


無理だよー…………