「何であたしばっかり仕事しなくちゃいけないの!?」
「お前もなんか部活入りたいの?」
「そういう訳じゃないけど……。」
「じゃあ、良くね?」
バシッッッッッ
「いったっっっっっっっっ」
なんかこの女投げて……
見るとそこには、分厚い資料集が落ちていた。
「何すんだよ、お前!!」
「あんた超自己中!サイッテー!!!!」
「だってお前部活はいんねぇんだからいいじゃん!
俺はバスケするために高校入ったようなもんだっつーの!」
「それでも学級委員になったんだから責任果たしてよね!」
なんだこの女!!
超うぜぇ!!!
俺は無言で教室を出ていった。
「ちょっと待ちなさいよー!」
後ろからなんか聞こえるけど、気づかないふりをした。
さっき負った傷をさすりながら体育館に向かった。



