「凛さん?」

透明な壁の向こうから来たのは、若くて綺麗な女性。

「管理栄養士の鈴木です。はじめまして。こちらの部屋へどうぞ。」

案内された先は、会議室のような小さな部屋。

「さて、これからクローン病とうまく付き合っていくために、私のほうからお話させていただきますね。」