「ええ。せっかくですから大きい病院で検査してもらってください。」

…大きい病院、って。

ここも、十分大きいけど…

「専門のお医者さんに診てもらって下さい。もしかしたら、腸に少し…ね。」

言葉を濁して、広瀬先生は私を見る。

その目に、イヤな予感がした。