「志麻は、死ぬつもりなの?」




『死ぬつもり、とゆうか、まあ、時期が来たらいずれ死んじゃうからなあ』




「じゃぁ、志麻は俺が死んだらどうするの?」








歩人が、死んだら?







『…それは大変だ、』







青ざめるあたしを歩人が見て慌て出す。






「ちょ、大丈夫だよ俺死なないから」






ほー、よかった。







「志麻はなんでそんなこと聞いたのさ。」








授業中なのに教科書類が何も乗っていない机に肘をつき手に顎を乗せながらこちらを伺ってきた。








なんで、うーん。そうだなあ。








『素朴な疑問。』





「素朴すぎる。」