ご飯を食べ終わったあたし達はバトンの練習をしながら午後の競技が始まるのを待った。 1番走者のあたしは2番走者の桜に渡す。 「志麻は走るの速いから、そうだなー、2メートルくらいのとこで走り出した方がいいかなー。よし、1回やってみよう」 午後も変わらずみんなの熱気は冷めていない。 言われるままに走って、バトン渡して、メンバー全員で円陣組んで、うん、がんばろ。