ぱっとあたしから離れて棚の上の着替えを手にとると、あたしを振り返って。
「お風呂、入りな。洗い物は俺がやっとくね。」
あたしは」すっかり赤くなった頬に手を当てて唸った。
『、どうしよう。好きすぎる、』
離れたくない。
歩人と離れたくない。
一生離れたくない。
どうしても離れたくない。
“志麻ちゃん、”
“カレンさん?どうしたんですか、”
“たぶん、あいつ志麻ちゃんには言ってないだろうから”
“え、あの…”
“落ち着いて聞いてね”
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