あなたへ【短編】



私の勉強はトントン拍子に進んだ。

とっても静也君の教え方が上手だったから。



ただ、私の勉強が進む変わりに、静也君の勉強が全く進んでいなかった。




自分のことやって。って言っても、

俺が教えたいんだ。なんてこと言って。








そして。

静也君が帰る時間になった頃、
辺り一面夕焼けの赤さに包まれる中、静也君を見送りに外へ出た私に、そっと告白してくれた。