幸せの天秤

あおが出て行ってから、誰も口を開かない。

2人とも、聞きたいことがあるような顔をしているのに。


「あの聞きたいことがあるなら、言ってもらわないと分からないんですけど」(英語)


その空気に耐えられなくなり、あたしが言う。

「お前、青山と結婚してたのか」(英語)

部長はあたしの言葉を聞き、すぐに言う。

「東条、あんたデリカシーのカケラもないわね」(英語)

「良いから、マリア。あおと結婚してのはも7年も前の話ですけどね」(英語)

「あの青山が結婚ね~」(英語)


部長はあたしにというよりは、あおに興味があるらしい。

「そんなに、おかしいこと?青山みたいなイケメンなら女がほっとかないでしょ」(英語)

「まぁな。でも青山の奴、桐谷と違って浮いた話一つもないからな」(英語)


「そうなの?」(英語)


部長の言葉に、マリアも驚く。

「あおは、あぁ見えて一途ですからね」(英語)


付き合ってた時も、あおがあたしを不安にさせるようなことしたことがない。

逆にあおの方がいつもあたしの心配ばかりしてたっけ。



「へぇ~、さすが元奥様」(英語)


部長の言葉に胸が痛む。


「東条!!レンリの気持ちも考えなさいよ」(英語)

「いや、だってレンリにも好きな奴出来て別れたんだろ」(英語)


あたしは笑って誤魔化す。