幸せの天秤

小さく深呼吸をする。

「あお、、、。あのね、話があるの」


「聞きたくない」


あおから体を離そうとしても、力を緩めてくれない。


むしろ、抱き締める力が強くなる。


「お願い、、、あお」


止まったはずの涙がまた、流れる。

優しくしないで、、、。


あたしのこと嫌いになって、、、。


あたしはあおにはふさわしくないの、、、。




「あお。もう、、、、赤ちゃん居ないの。
だから、あたしたちが一緒にいる意味なんかないの」


「一緒に居るのに意味なんかねぇよ」


そんなこと言わないで。

「あ、、赤ちゃんいないの。流産しちゃったの」


「だからって、俺ら一緒に居れない理由にはならねぇよ。
赤ちゃんなら、俺らが一緒に居たらまた出来るから」


違うんだよ、、、あお。


あたしたちが一緒にしても、赤ちゃんはもう出来ないんだよ。

だって、悪いのはあたしなんだから。



このまま一緒に居たら、あおは一生自分の子供が出来ないいんだから。