幸せの天秤

胸騒ぎがする、、、。


あたしはナースコールを押すと、担当医の先生が病室に来た。

「せ、先生、、あたし、、、、」


聞きたいのに、聞けない。

本当のことを聞くのが怖い。


「青山さん、残念ですが、、、」

先生の言葉が何を意味しているのか、あたしにだってわかる。


あの尋常な腹痛は、、、



「青山さんが悪いわけじゃないですから。
初期流産は胎児自体に問題があった可能性が高いですし。
ただ、青山さんは検査の結果、不育症のようです。
妊娠しても流産や死産、新生児死亡など出産できる可能性が低いです」


先生がいろいろ説明してくれたが、
あたしの耳に届いたのは「流産」したと「赤ちゃんを産めない」いう事実だけ。



あおになんて言えば良いかわからない。


あんなに子供を楽しみにしてたあおに、あたしのせいで子供が産めないなんて、、、、言えない。



「とりあえず、今日は一応入院して明日退院にしましょう」


先生はそういうと病室を出て行った。




あおに連絡しなければイケないのに、何処まであおに伝えれば良いんだろう。




その日、あたしはあおに連絡を出来なかった。


あおのこと、これからのこと、、、、











そして、あたしが出した答えは「あおとの別れだった」







あたしと一緒に居たら、あおはいつか後悔をする。

だって、あたしのせいで一生自分の子供を抱けないかもしれないんだから。


なら、あおまで不幸になる必要はない。