幸せの天秤

人の涙ってどれだけ泣いても、枯れることはないんだね。

溢れてくる涙の止め方がわからない。

泣き過ぎたせいで、酷い頭痛に襲われる。

頭が壊れそう、、、。


重い体を引き吊り、ベットに横になる。

卓真への思いを消すことが出来たら、あたしはあおと幸せになれる?


5年前、あおと再開したときにちゃんと向き合ってたら、何か変わったかな?

でも、5年前あおの指には指輪があった。

じゃ、どっちみち変わらなかったのかもしれない。



「何も、、、考えたくない」

考えてもあたしの頭じゃ、いい答えなんて出ない。



そんなことを考えていると寝れなかった。


外は明るくなっている。

その明かりに目を逸らすように、布団に包まる。

こんなことをしても何も変わらない。


はぁ~、これじゃ昔と同じじゃない。

仕方なく布団から出て、出かける準備をする。

行きたい場所があるわけじゃない。

ただ1人で居たくない。

フラフラと、外を歩く。

周りは凄く楽しそうで、自分が凄く惨めに思える。


あたしは昨日行った、ホテルに向う。

伊藤さんに会って、マリアや東条さんの作品を見るのを忘れていた。

ちゃんと、見たい、、、。

あたしと彼らの違いを、目の当たりにするだけなのかもしれない。

それでも、あたしが書いた作品があそこに並んでた。

あたしの名前じゃなかったけど、、、でも、あたしはあそこで生きてたと思う。